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日本ペイントホールディングスのニュース
<動意株・29日>(大引け)=トーメンデバ、MARUWA、シーユーシーなど
トーメンデバイス<2737.T>=後場動意。午後1時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、売上高を4000億円から4300億円(前期比16.0%増)へ、営業利益を76億円から86億円(同9.3%減)へ、純利益を42億円から55億円(同2.6倍)へ上方修正し、あわせて配当予想を期末一括240円から300円(前期200円)へ引き上げたことが好感されている。上期において、主力事業のメモリー半導体の需要が旺盛で売上高が計画を上回ったことに加えて、メモリー製品の価格上昇基調の継続や、一部商品の供給が逼迫する状況にあっても顧客の要望に応じ安定供給を実現できていること、更に為替の影響などが利益を押し上げるという。MARUWA<5344.T>=急伸。同社はきょう午前10時40分ごろ、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比47.9%増の127億8900万円となり、従来予想の100億円から上振れた。売上高は同24.1%増の348億2200万円(従来予想は308億円)となった。情報通信関連において次世代高速通信向けが好調だったほか、車載関連では新エネルギー車向けが堅調だった。なお、通期業績予想については売上高703億円(前期比14.2%増)、営業利益230億円(同16.2%増)とする従来見通しを据え置いている。
シーユーシー<9158.T>=ストップ高。28日取引終了後に4~9月期連結決算を発表。売上高が前年同期比40.8%増の216億1100万円、営業利益が同71.3%増の30億4700万円で着地しており、これを好感した買いを集めている。医療機関向けの各種経営支援が伸びたほか、ホスピス型住宅の入居者に向けた訪問看護・介護サービス、居宅利用者への訪問看護サービスが堅調に推移し、全体を大きく押し上げた。通期の増収・営業増益見通しに変更はない。
日本ペイントホールディングス<4612.T>=急動意。上昇率は一時23%を超え、年初来高値を更新した。同社は28日の取引終了後、米化学企業のAOC(テネシー州)を買収すると発表した。株式の取得額は23億400万ドル(約3525億円、1ドル=153円で換算)で、純有利子負債を合わせると買収額は43億5000万ドル(約6655億円)となる。買収費用は手元現預金と新規の借り入れにより充当し、新株発行の計画はない。コーティング剤や保護剤などを手掛けるAOCはキャッシュ創出力が優れており、企業価値の向上につながると判断した。発表内容を評価した買いが日本ペHDに集まったようだ。買収完了は2025年上期中を予定。日本ペHDは初年度のEPS(1株利益、通年寄与ベース)で15~17円の貢献を見込む。
フルッタフルッタ<2586.T>=物色の矛先向かい新高値。同社株は8月中旬に24年4~6月期決算発表を受けて急速人気化し、その後も波状的な投資資金の流入が続き株価の居どころを大きく変えている。今月下旬から再び物色人気化しており、マーケットの視線を集めている。そうしたなか、前日取引終了後に同社のロングセラー商品の一つである「お家でアサイーボウル」の9月出荷量が前年同月比で13.2倍となったことを発表、短期マネーが改めて食指を動かす材料となった。外資系証券経由の貸株市場を通じた空売りが目立っていたが、直近はその買い戻しによって株価に浮揚力が働いている。
東光高岳<6617.T>=大幅続伸。28日取引終了後、25年3月期連結業績予想について売上高を1050億円から1060億円(前期比1.3%減)へ、営業利益を40億円から50億円(同39.4%減)へ上方修正すると発表した。一般向けのプラント物件やスマートメーター、計器失効替工事の増加で業績の好転が見込まれるため。これを好感した買いが入っている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:MINKABU PRESS
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