アトラグループ <6029> [東証Ｓ] が11月14日大引け後(15:30)に決算を発表。25年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常損益は9700万円の黒字(前年同期は3900万円の赤字)に浮上して着地した。
　併せて、通期の同損益を従来予想の8500万円の黒字→1億3000万円の黒字(前期はトントン)に52.9％上方修正した。

　会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益も従来予想の5500万円→1億円(前年同期は5500万円)に81.8％増額し、一転して81.8％増益計算になる。

　直近3ヵ月の実績である7-9月期(3Q)の連結経常利益は前年同期比4.2倍の6700万円に急拡大し、売上営業利益率は前年同期の1.6％→6.7％に急改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　療養費請求代行事業であるアトラ請求サービス会員の新規開設院の入会及び他社システム利用院の乗換え契約の獲得が上期に引き続き好調に推移いたしました。また、A-COMSシステムと連携した新オプションサービスの稼働による継続課金売上の構築に注力しました。機材消耗品販売においては、療養費が減少傾向となる中、保険適用外の症状改善の自費施術や、予防に係る自費施術を拡大することを目的とした自費施術に使用する新オリジナル機材の拡販に注力しました。引き続き新商品の売上比率が継続して向上する見込みであります。これらの結果、通期の営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が、計画を上回る見込みとなりました。※業績予想につきましては、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、将来発生する様々な要因により、異なる結果となる可能性があります。