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「半導体製造装置」が15位、AI用半導体特需が改めて脚光浴びる<注目テーマ>
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みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体製造装置」が15位にランクインしている。
生成AI市場の急成長が続いており、直近では米マイクロソフト<MSFT>が2025会計年度(24年7月~25年6月)にAI向けデータセンターの建設に約800億ドルを投資する計画を発表したことが話題となった。スマートフォン向けなどの半導体は依然として盛り上がりを欠いているが、一方でAI用半導体は一段と需給のタイト化が進む方向にあり、関連企業にビジネスチャンスを提供している。
前日の米国株市場では主力どころを中心に半導体関連が買われ全体相場を牽引、半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は2.8%高と連日にわたり大幅に水準を切り上げた。これは5日に開示された台湾の鴻海精密工業の24年10~12月期決算が大きく影響している。鴻海の売上高は同四半期として過去最高を記録したが、その原動力となったのがAI向けサーバーであったことが判明した。これを受けAI関連需要の強さが改めて意識され、米株市場ではAI用半導体の代名詞ともなっているGPUで圧倒的シェアを持つエヌビディア<NVDA>が大幅高に買われたほかアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>も上昇、マイクロン・テクノロジー<MU>なども値を飛ばした。更に半導体製造装置最大手のアプライド・マテリアルズ<AMAT>が大きく株価水準を切り上げており、この流れが東京市場にも波及している。
日本の半導体製造装置メーカーは世界的にもトップシェアを有する企業がひしめく状況にある。主力どころの銘柄は、これまで信用買い残の多さが嫌気され物色人気の圏外にあったが、ここにきて流れが変わりつつある。また、中小型株にも投資マネーの流入が顕著で、貸株調達によるヘッジファンドの買い戻しなども加わり、値を飛ばす銘柄が相次いでいる。半導体向け超純水製造装置を手掛ける野村マイクロ・サイエンス<6254.T>の最近の急騰劇はその象徴となった。
関連銘柄としてはAI用半導体分野をターゲットとするディスコ<6146.T>や、エヌビディアと強力な取引関係を持つアドバンテスト<6857.T>のほか、東京エレクトロン<8035.T>やレーザーテック<6920.T>、SCREENホールディングス<7735.T>などが挙げられる。中小型株では野村マイクロに続いてTOWA<6315.T>なども直近急動意をみせた。このほか、KOKUSAI ELECTRIC<6525.T>も目先底値離脱の動きを示している。
出所:MINKABU PRESS
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