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ダイキン工業のニュース
*13:37JST Sun Asterisk:600件を超える新規事業開発支援の実績と知見を有する
Sun Asterisk<4053>は、産業のデジタライゼーションを推進するデジタル・クリエイティブスタジオ事業を展開する。
2つのサービスラインのうち、「クリエイティブ&エンジニアリング」(売上構成比87%)は、主に日本のクライアントの事業アイデア創出からプロダクト開発・プロダクトの継続的な成長を、クリエイティブとエンジニアリング面で支援する。2024年12月期上期時点のストック型顧客数は127社(今期計画140社)、月次平均顧客単価(ARPU)は508万円(同527万円)。開発実績としては直近上場したタイミー<215A>の開発サポート、ダイキン<6367>の物流DXシステムのほか、JALマイレージバンクアプリ、日産レンタカー公式アプリなど多数挙げられる。一方で、「タレントプラットフォーム」(売上構成比23%)は、デジタライゼーションを促進するタレントの育成と就職の支援をするサービスとなる。子会社のSun terrasが運営するプログラミングスクール「GEEK JOB」、ベトナムをはじめとしたアジア各国のトップ大学と産学連携して運営する「高度IT人材育成の選抜コース」の運営、日本国内の即戦力人材(国籍問わず)を発掘する専門チームによるクライアントの採用活動支援を行っている。
上期累計の売上高は前年同期比6.5%増の6,517百万円、営業利益は同15.6%減の727百万円で着地した。営業利益に関しては、第1四半期が同19.7%増だったが、4-6月期は一転して同59.0%の大幅減益に転じている。主力のクリエイティブ&エンジニアリングにおいて前年同期比で増収となったが、特定の大型フロー案件による売上が一巡し、一次的な稼働率低下に伴う人件費(販売管理費)の増加や円安影響が営業利益の減少につながった。ただ、ストック型顧客数はエンタープライズ顧客中心に前四半期末比3社増加し48社に、全顧客平均のARPUは安定的に推移している。通期業績予想に対して進捗は遅れているが、営業部門の体制変更および活動の見直しを実施しており、下期に新規の顧客獲得および案件受注の増加により通期業績予想の達成を目指す。通期の売上高は前期比20.3%増の15,061億円、営業利益は同21.8%増の2,162百万円と大幅増収増益見通し。
同社は、顧客の事業アイデア創出からプロダクト開発、プロダクトの継続的な成長を、クリエイティブとエンジニアリングの両面で支援するユニークなサービスを展開しており、競合が少ない。また、600件を超える新規事業開発支援の実績と知見を有し、専門的なエンジニアを抱えているほか、ベトナム子会社の開発拠点に自社エンジニア約1,380人を抱えており、日本国内のエンジニアよりもコストを抑えてソフトウェア開発が可能となっている。同社は今後、クリエイティブ&エンジニアリングではアライアンスや連結子会社の活用により、従来アプローチできなかった顧客(特に高単価プロジェクトを受注できる大企業)との接点の拡大を図っていく。上期において営業体制の構築が進んでいるようで、その業績寄与度合いに注目しておきたい。
<NH>
2つのサービスラインのうち、「クリエイティブ&エンジニアリング」(売上構成比87%)は、主に日本のクライアントの事業アイデア創出からプロダクト開発・プロダクトの継続的な成長を、クリエイティブとエンジニアリング面で支援する。2024年12月期上期時点のストック型顧客数は127社(今期計画140社)、月次平均顧客単価(ARPU)は508万円(同527万円)。開発実績としては直近上場したタイミー<215A>の開発サポート、ダイキン<6367>の物流DXシステムのほか、JALマイレージバンクアプリ、日産レンタカー公式アプリなど多数挙げられる。一方で、「タレントプラットフォーム」(売上構成比23%)は、デジタライゼーションを促進するタレントの育成と就職の支援をするサービスとなる。子会社のSun terrasが運営するプログラミングスクール「GEEK JOB」、ベトナムをはじめとしたアジア各国のトップ大学と産学連携して運営する「高度IT人材育成の選抜コース」の運営、日本国内の即戦力人材(国籍問わず)を発掘する専門チームによるクライアントの採用活動支援を行っている。
上期累計の売上高は前年同期比6.5%増の6,517百万円、営業利益は同15.6%減の727百万円で着地した。営業利益に関しては、第1四半期が同19.7%増だったが、4-6月期は一転して同59.0%の大幅減益に転じている。主力のクリエイティブ&エンジニアリングにおいて前年同期比で増収となったが、特定の大型フロー案件による売上が一巡し、一次的な稼働率低下に伴う人件費(販売管理費)の増加や円安影響が営業利益の減少につながった。ただ、ストック型顧客数はエンタープライズ顧客中心に前四半期末比3社増加し48社に、全顧客平均のARPUは安定的に推移している。通期業績予想に対して進捗は遅れているが、営業部門の体制変更および活動の見直しを実施しており、下期に新規の顧客獲得および案件受注の増加により通期業績予想の達成を目指す。通期の売上高は前期比20.3%増の15,061億円、営業利益は同21.8%増の2,162百万円と大幅増収増益見通し。
同社は、顧客の事業アイデア創出からプロダクト開発、プロダクトの継続的な成長を、クリエイティブとエンジニアリングの両面で支援するユニークなサービスを展開しており、競合が少ない。また、600件を超える新規事業開発支援の実績と知見を有し、専門的なエンジニアを抱えているほか、ベトナム子会社の開発拠点に自社エンジニア約1,380人を抱えており、日本国内のエンジニアよりもコストを抑えてソフトウェア開発が可能となっている。同社は今後、クリエイティブ&エンジニアリングではアライアンスや連結子会社の活用により、従来アプローチできなかった顧客(特に高単価プロジェクトを受注できる大企業)との接点の拡大を図っていく。上期において営業体制の構築が進んでいるようで、その業績寄与度合いに注目しておきたい。
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