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【↓】日経平均 大引け| 続落、米株安や円高も内需株が支える (4月22日)
日経平均株価
始値 34111.14
高値 34340.57(09:15)
安値 34109.85(09:44)
大引け 34220.60(前日比 -59.32 、 -0.17% )
売買高 14億3059万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆2838億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は続落も底堅さ発揮する展開に
2.パウエルFRB議長解任検討の報道で米株急落
3.前日の米株波乱と円高も内需株が強さを発揮
4.値上がり銘柄数が7割占め、TOPIXは小幅上昇
5.売買代金は3兆2000億円台、低調な商いが続く
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前営業日比971ドル安と4日続落した。トランプ米大統領がFRBへの圧力を強めていることへの警戒感から売りが優勢となった。
東京市場では、前日の米国株市場が急落した流れを受け下値を探る動きとなったが、個別株の物色意欲は強く日経平均株価も底堅さが目立った。
22日の東京市場は、朝方はリスク回避ムードが拭えない状況でスタートした。前日の米国株市場ではNYダウが900ドルを超える下げとなり、ハイテク株中心に売られたことから、ナスダック総合株価指数の下落率はダウを上回った。また、外国為替市場ではドル安・円高が進んだことで、東京市場でも買い手控え感が強まった。そうしたなか、紙パルプや電力株など内需株の一角に買いが集まり全体相場を支える形に。米国ではトランプ米大統領がパウエルFRB議長の解任を検討していると報じられ、金融市場において米国への信認が失墜するとの見方が売りに拍車をかけたが、東京市場では米国からの資金シフトが見込まれるとの思惑も株価のサポート要因となった。個別株ではプライム市場全体の68%にあたる銘柄が上昇。売買代金は前日の水準は上回ったものの3兆2000億円台と盛り上がりを欠いている。
個別では、売買代金トップのディスコ<6146>が堅調。サンリオ<8136>が上値を伸ばした。ディー・エヌ・エー<2432>が高く、三菱商事<8058>や伊藤忠商事<8001>など総合商社株が高い。三井海洋開発<6269>、ティラド<7236>が急騰。大王製紙<3880>が商いを膨らませ値を飛ばし、レック<7874>も大きく上値を伸ばした。インターネットイニシアティブ<3774>、日野自動車<7205>なども大幅高。マネックスグループ<8698>も物色人気に。
半面、三菱重工業<7011>、川崎重工業<7012>が値を下げ、フジクラ<5803>、レーザーテック<6920>なども安い。日立製作所<6501>、リクルートホールディングス<6098>が冴えず、良品計画<7453>、中外製薬<4519>も売りに押された。GMOインターネット<4784>は後場に入って利食われ、TOWA<6315>、ベイカレント<6532>などの下げが目立つ。ミガロホールディングス<5535>、マネーフォワード<3994>なども下落した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はKDDI <9433>、三菱商 <8058>、伊藤忠 <8001>、セコム <9735>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約40円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、中外薬 <4519>、TDK <6762>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約79円。
東証33業種のうち上昇は25業種。上昇率の上位5業種は(1)パルプ・紙、(2)卸売業、(3)電気・ガス業、(4)水産・農林業、(5)空運業。一方、下落率の上位5業種は(1)電気機器、(2)銀行業、(3)精密機器、(4)機械、(5)その他製品。
■個別材料株
△大王紙 <3880> [東証P]
円高メリット株として投資資金の攻勢続く。
△エルテス <3967> [東証G]
半年未満保有株主を対象とした株主優待拡充を材料視。
△ヒトコムHD <4433> [東証P]
岩井コスモ証券が新規「A」でカバレッジ開始。
△坪田ラボ <4890> [東証G]
25年3月期営業最高益に上方修正。
△ナイル <5618> [東証G]
25年3月に単月黒字化を達成。
△エスユーエス <6554> [東証G]
10~3月期増額修正で営業8割増益達成。
△アクセスHD <7042> [東証S]
JASSOから「外国人学生のための進学説明会」運営業務を受託。
△日野自 <7205> [東証P]
三菱ふそうとの経営統合巡る報道受けコメント開示。
△ティラド <7236> [東証P]
25年3月期純利益3.5倍に上方修正。
△名古屋銀 <8522> [東証P]
配当増額と1対3の株式分割を材料視。
▼アストロHD <186A> [東証G]
新規案件の遅延で25年4月期業績予想を下方修正。
▼オリンパス <7733> [東証P]
ジェフリーズ証券が投資判断を格下げ。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)三井海洋 <6269>、(2)ティラド <7236>、(3)大王紙 <3880>、(4)レック <7874>、(5)名古屋銀 <8522>、(6)ヒトコムHD <4433>、(7)サンリオ <8136>、(8)IIJ <3774>、(9)鉄建建設 <1815>、(10)WDB <2475>。
値下がり率上位10傑は(1)GMOインタ <4784>、(2)TOWA <6315>、(3)ベイカレント <6532>、(4)OBC <4733>、(5)Jテック・C <3446>、(6)ミガロHD <5535>、(7)リンクユーG <4446>、(8)WSCOPE <6619>、(9)マネフォ <3994>、(10)アンビスHD <7071>。
【大引け】
日経平均は前日比59.32円(0.17%)安の3万4220.60円。TOPIXは前日比3.19(0.13%)高の2532.12。出来高は概算で14億3059万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1113、値下がり銘柄数は483となった。東証グロース250指数は658.73ポイント(8.80ポイント安)。
[2025年4月22日]
株探ニュース
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