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株価指数先物 【週間展望】―ソフトバンクG次第で+2σ接近も

配信元:株探
投稿:2025/12/07 17:00

 今週の日経225先物は、9~10日の米連邦公開市場委員会(FOMC)に注目が集まることになる。ただし、0.25%の利下げを織り込んでいるため、利下げ決定後の市場の反応は限られそうだ。FOMC通過後は18~19日の日銀の金融政策決定会合に市場の関心が移ることで、長期金利や為替市場を睨んでの展開になりそうだ。ただ、先週は植田和男総裁の講演での発言を受けて12月の金融会合での利上げ観測が強まり、12月1日の日経225先物は前日比950円安の4万9300円と波乱の展開になり、2日には一時4万9060円まで売られる場面もあった。

 その後は利上げを織り込む流れからリバランスの動きをみせており、半導体・AI(人工知能)関連株への物色が強まる中、4日には5万1060円まで買われた。これにより11月半ば以降、上値を抑えられていた25日移動平均線(4日時点5万0300円)を突破。同線とボリンジャーバンドの-1σによるレンジを上抜け、11月前半から中盤にかけて続いていた25日線と+1σ(5万1210円)とのレンジに移行した。5日のナイトセッションではこれをキープしているため、まずはこのレンジ内での動きから、オプション権利行使価格の5万0230円から5万1220円での推移が意識される。

 日銀金融会合での利上げは、政府の容認姿勢によって織り込みが進んでおり、イベントの結果待ちながらもショートは仕掛けにくくさせるだろう。そのため、25日線と+1σを意識しつつも、+1σ突破への期待が高まりそうだ。+1σを上抜けてくると、+2σ(5万2200円)とのレンジに移行するほか、11月4日につけた5万2700円が射程に入ってくるだろう。

 先週の日経225先物は4日に-1σでの攻防から5万0300円辺りに位置していた25日線を突破し、一気に5万1000円台まで上げ幅を広げた。ショートカバーを交えて上へのバイアスが強まった形だが、+1σを上抜けてくる局面では一段とショートカバーが強まりやすいとみられる。一方、25日線を割り込んでくる局面では、短期的にショートを誘う可能性はあるものの、同線接近では押し目待ち狙いのロング対応に向かわせよう。

 また、先週半ば以降は、半導体・AI関連株を買い戻す動きが目立っていた。週末こそアドバンテスト<6857>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]が売られたことが重荷となったが、一方でソフトバンクグループ<9984>[東証P]がリバウンドをみせてきている。

 ソフトバンクグループは10月29日につけた2万7695円をピークに調整が強まり、11月25日には1万5180円まで売られた。しかし、前週のリバウンドで1万9285円まで戻しており、週末には心理的な抵抗線となる75日線(1万9400円)に接近している。同線や25日線(1万9990円)をクリアしてくるようだと、日経平均型でのリバウンドを強めてくる可能性があるだろう。

 東証プライムの売買高は足もとで21億株台が続いており、週末は20億株だった。米国では感謝祭明け後はクリスマス休暇に入っている投資が多いとみられ、FOMC通過後は一段と海外勢のフローは細ることが考えられる。そのため、先物主導でのインデックス売買に振らされやすく、ソフトバンクグループなど指数インパクトの大きい値がさハイテク株の動向が注目される。

 また、前週は米上院議員が超党派で4日提出した法案によって、エヌビディアの最先端のAI半導体の対中輸出が阻止される見通しになったと報じられ、アドバンテストなどの下げに波及した面があった。ただ、5日のエヌビディアは売られたものの、下落率は0.5%と下げは限定的だったため、半導体・AI関連株への買い戻しが入りやすい状況である。

 そのため、日経225先物は+1σ突破を想定した押し目狙いのロング対応としつつ、ソフトバンクグループ次第では+1σ突破からの+2σ水準を射程に入れた値動きを想定する。

 5日の米VIX指数は15.41(4日は15.78)に低下した。週間(11月28日は16.35)でも下落している。日銀の利上げ観測から1日には18.33まで上昇し、抵抗線となる75日線(17.49)を一時上回る場面もあった。ただ、米連邦準備理事会(FRB)による利下げ期待が高まるなかで低下傾向が続き、週末には9月半ば以来の水準まで下げている。ボトム圏まで低下してきたことで、リスク選好に向かわせやすい。

 先週末のNT倍率は先物中心限月で15.03倍(4日は15.02倍)に上昇した。週間(11月28日は14.86倍)でも上昇している。日銀の利上げ観測を織り込む流れから半導体・AI関連株を買い戻す動きが強まった。-1σ(14.82倍)水準から上放れるトレンドを形成しており、25日線(15.10倍)が射程に入った。同線を明確に上抜けてくる局面では、+2σ(15.64倍)を射程に入れたNTロングでのスプレッド狙いに向かわせそうである。今週末12日は先物・オプション特別清算指数算出(メジャーSQ)となるため、SQを前に日経225先物が+1σを上抜けてくる動きをみせるようだと、NTロングが入りやすいだろう。

 11月第4週(11月25日-28日)の投資部門別売買動向によると、海外投資家は現物と先物の合算では3週連続の買い越しであり、買い越し額は1532億円(11月第3週は7408億円の買い越し)だった。なお、現物は1162億円の売り越し(同3836億円の売り越し)と2週連続の売り越し。先物は2694億円の買い越し(同1兆1245億円の買い越し)と2週連続の買い越しだった。個人は現物と先物の合算で4658億円の売り越しと2週ぶりの売り越し。信託銀行は現物と先物の合算で367億円の買い越しとなり、4週ぶりの買い越しだった。

 主要スケジュールでは、8日に7-9月期GDP改定値、11月景気ウォッチャー調査、中国11月貿易収支、9日に植田日銀総裁講演、米国10月JOLTS求人件数、10日に11月国内企業物価、中国11月消費者物価指数、中国11月生産者物価指数、FOMC政策金利、パウエルFRB議長記者会見、11日に10-12月期法人企業景気予測調査、米国9月貿易収支、12日にメジャーSQなどが予定されている。

――プレイバック・マーケット――

●SQ値
12月限 日経225 39434.85  TOPIX  2738.68
01月限 日経225 39343.19  TOPIX  2726.70
02月限 日経225 39432.64  TOPIX  2775.06
02月限 日経225 39432.64  TOPIX  2775.06
03月限 日経225 36483.79  TOPIX  2684.98
04月限 日経225 32737.29  TOPIX  2418.70
05月限 日経225 37572.13  TOPIX  2733.00
06月限 日経225 38172.67  TOPIX  2776.06
07月限 日経225 40004.61  TOPIX  2830.46
08月限 日経225 41368.58  TOPIX  3004.82
09月限 日経225 45016.28  TOPIX  3175.61
10月限 日経225 48779.14  TOPIX  3241.66
11月限 日経225 50323.66  TOPIX  3339.97

◆日経225先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
25/12 12月05日  50920  50990  50230  50480  -520
25/12 12月04日  49870  51060  49290  51000  +1170
25/12 12月03日  49340  50160  49280  49830  +560
25/12 12月02日  49250  49650  49060  49270  -30
25/12 12月01日  50230  50380  49220  49300  -950

◇TOPIX先物(日足)
         始値   高値   安値   清算値  前日比
25/12 12月05日  3391.0  3392.0  3349.0  3358.0  -36.0
25/12 12月04日  3331.0  3401.5  3312.5  3394.0  +66.0
25/12 12月03日  3340.0  3359.5  3326.5  3328.0  -7.0
25/12 12月02日  3333.5  3358.5  3323.0  3335.0  +2.0
25/12 12月01日  3378.0  3385.0  3333.0  3333.0  -46.5

●シカゴ日経平均 円建て
          清算値  前日大阪比
12月05日(12月限) 50680 +200
12月04日(12月限) 50570 -430
12月03日(12月限) 49870 +40
12月02日(12月限) 49555 +285
12月01日(12月限) 49475 +175
※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
        売り   前週末比   買い      前週末比
11月28日     29億円  +0.9億円  2兆4042億円  +968億円
11月21日     28億円  -482億円  2兆3074億円  +2762億円
11月14日    511億円  -200億円  2兆0311億円  +1647億円
11月07日    712億円  +691億円  1兆8664億円  -2818億円
10月24日     12億円  -499億円  2兆4549億円  +2932億円
10月17日    511億円  +489億円  2兆1617億円  -4271億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
        売り      前日比  買い       前日比
12月03日    117万株    ±0万株  9億6759万株   -674万株
12月02日    117万株   +0.3万株  9億7433万株   +291万株
12月01日    117万株    ±0万株  9億7142万株   -1093万株
11月28日    117万株    ±0万株  9億8235万株   -3845万株
11月27日    117万株   +0.1万株  10億2080万株   +293万株
11月26日    117万株    ±0万株  10億1787万株   +5592万株
11月25日    117万株    ±0万株  9億6194万株   -207万株
11月21日    117万株   -2289万株  9億6402万株   +1億7691万株
11月20日    2406万株   +375万株  7億8711万株   +924万株
11月19日    2030万株   +1815万株  7億7786万株   +1417万株
11月18日    214万株   -878万株  7億6369万株   -4204万株
11月17日    1093万株    -65万株  8億0574万株   -1825万株
11月14日    1158万株   -1768万株  8億2399万株   -2341万株
11月13日    2926万株   +355万株  8億4741万株   -511万株
11月12日    2571万株   +908万株  8億5252万株   +7312万株
11月11日    1662万株    +32万株  7億7940万株   +453万株
11月10日    1630万株    +32万株  7億7487万株   +479万株


株探ニュース
配信元: 株探

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