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日経平均は続伸、円安とハイテク株への期待で引き続き買い優勢
*12:22JST 日経平均は続伸、円安とハイテク株への期待で引き続き買い優勢
日経平均は続伸。136.01円高の44904.13円(出来高概算10億750万株)で前場の取引を終えている。
15日の米国株式市場は上昇した。ダウ平均は49.23ドル高の45883.45ドルで取引を終え、ナスダック総合指数は207.65ポイント高の22348.75ポイントと高値を更新した。S&P500も30.99ポイント高の6615.28ポイントと上昇。背景として、米連邦準備理事会(FRB)が今週開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて利下げ観測が根強いこと、また物価・雇用関連の経済指標が緩やかに推移している点が支持材料とされた。投資家はFRBが利下げを示唆する可能性に注目しており、直近のインフレ率や小売売上高などのデータが相場の方向を左右しようとの見方が意識されている。
米株式市場の動向を横目に、16日の日経平均は180.73円高の44948.85円と続伸して取引を開始した。寄付き後は輸送用機器・電気機器などハイテク関連が比較的買われ、為替が円安方向に進むとの思惑も支えとなった。中盤にかけては利食いの売りが見られたものの、その後買い戻し優勢の地合いでプラス圏に上昇。業種間では材料出揃いの銘柄や直近決算の好調が注目される銘柄に買いが集まり出来高もやや膨らむ場面があり、高値を維持したまま取引を終えた。外国為替市場ではドル円が前日に比べ若干円安となっており、それが輸出関連株の追い風となった。
個別では、東エレク<8035>、TDK<6762>、ディスコ<6146>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、セコム<9735>、HOYA<7741>、スクリン<7735>、トヨタ<7203>、村田製<6981>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、オリンパス<7733>、デンソー
<6902>などの銘柄が上昇。
一方、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、日東電<6988>、バンナムHD<7832>、テルモ<4543>、フジクラ<5803>、ソニーG<6758>、良品計画<7453>、塩野義<4507>、エムスリー<2413>、三井不<8801>、コナミG<9766>、メルカリ<4385>、富士通<6702>などの銘柄が下落。
業種別では、石油・石炭製品、精密機器、輸送用機器などが値上がり率上位、その他製品、不動産業、小売業などが値下がり率上位となっている。
後場の日経平均株価は、前場の上昇を維持しつつも上値の重さが意識される展開となる見通し。為替はドル円の円安傾向が輸出株を支える可能性があり、またFRBの政策会合を控えた米国の金融政策動向が引き続き焦点となる。国内では企業決算の続報と業績見通しが売買動向に影響を与えよう。需給面では先物手口や海外勢の動きが後場の流れを左右しようとの見方が意識され、テクニカル面では日経平均が前場高値圏を上抜けられるかどうかとの見方がある。
<AK>
15日の米国株式市場は上昇した。ダウ平均は49.23ドル高の45883.45ドルで取引を終え、ナスダック総合指数は207.65ポイント高の22348.75ポイントと高値を更新した。S&P500も30.99ポイント高の6615.28ポイントと上昇。背景として、米連邦準備理事会(FRB)が今週開催予定の米連邦公開市場委員会(FOMC)を控えて利下げ観測が根強いこと、また物価・雇用関連の経済指標が緩やかに推移している点が支持材料とされた。投資家はFRBが利下げを示唆する可能性に注目しており、直近のインフレ率や小売売上高などのデータが相場の方向を左右しようとの見方が意識されている。
米株式市場の動向を横目に、16日の日経平均は180.73円高の44948.85円と続伸して取引を開始した。寄付き後は輸送用機器・電気機器などハイテク関連が比較的買われ、為替が円安方向に進むとの思惑も支えとなった。中盤にかけては利食いの売りが見られたものの、その後買い戻し優勢の地合いでプラス圏に上昇。業種間では材料出揃いの銘柄や直近決算の好調が注目される銘柄に買いが集まり出来高もやや膨らむ場面があり、高値を維持したまま取引を終えた。外国為替市場ではドル円が前日に比べ若干円安となっており、それが輸出関連株の追い風となった。
個別では、東エレク<8035>、TDK<6762>、ディスコ<6146>、アドバンテス<6857>、信越化<4063>、セコム<9735>、HOYA<7741>、スクリン<7735>、トヨタ<7203>、村田製<6981>、ファナック<6954>、京セラ<6971>、オリンパス<7733>、デンソー
<6902>などの銘柄が上昇。
一方、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、任天堂<7974>、日東電<6988>、バンナムHD<7832>、テルモ<4543>、フジクラ<5803>、ソニーG<6758>、良品計画<7453>、塩野義<4507>、エムスリー<2413>、三井不<8801>、コナミG<9766>、メルカリ<4385>、富士通<6702>などの銘柄が下落。
業種別では、石油・石炭製品、精密機器、輸送用機器などが値上がり率上位、その他製品、不動産業、小売業などが値下がり率上位となっている。
後場の日経平均株価は、前場の上昇を維持しつつも上値の重さが意識される展開となる見通し。為替はドル円の円安傾向が輸出株を支える可能性があり、またFRBの政策会合を控えた米国の金融政策動向が引き続き焦点となる。国内では企業決算の続報と業績見通しが売買動向に影響を与えよう。需給面では先物手口や海外勢の動きが後場の流れを左右しようとの見方が意識され、テクニカル面では日経平均が前場高値圏を上抜けられるかどうかとの見方がある。
<AK>
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