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大阪6月限
日経225先物 34360 +190 (+0.55%)
TOPIX先物 2516.5 +19.0 (+0.76%)
日経225先物(6月限)は前日比190円高の3万4360円で取引を終了。寄り付きは3万4220円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万4295円)にサヤ寄せをする形から、やや買い先行で始まった。直後に3万4170円と前日比変わらずの水準まで弱含んだが、前場中盤にかけての切り返しにより3万4490円まで買われた。ただし、ナイトセッションでつけた3万4500円にタッチできず、ランチタイムで3万4270円まで上げ幅を縮め、後場は3万4270円~3万4440円辺りでの推移を継続した。
日経225先物は、膠着感が強まったものの、底堅さは意識された。ボリンジャーバンドの-1σ(3万3770円)を上回っての推移により、ショートは仕掛けにくいだろう。3月26日の戻り高値3万7970円から4月7日の安値3万0650円の下げ幅に対する半値戻し(3万4310円)では、心理的にロングを仕掛けてくる動きは慎重にさせたようだ。
ナイトセッションで-1σは3万3680円まで下がってきており、結果的には同バンドから上放れてきている。不安定ながらも4月7日の安値をボトムにリバウンドをみせているため、節目の3万5000円や25日移動平均線が位置する3万5580円辺りが目先的なターゲットとして意識されてくるだろう。
トランプ米大統領が自動車関税で救済措置を検討していると伝わったことを受け、相互関税の対象から一時的に除外する措置を決めたスマートフォンなど電子関連製品においても、救済措置への思惑が高まる。アップル
トランプ大統領の発言に振らされやすい状況ながら、このところは柔軟姿勢を見せてきているともあって、押し目狙いのロング対応に向かわせそうだ。テクニカル面では10日の上昇局面でパラボリックのSAR値にタッチし、上方シグナルを発生している。陰転シグナル発生となるSAR値は現時点で3万1000円辺りに位置しているため、シグナル悪化の可能性は低い。
NT倍率は先物中心限月で13.65倍に低下。13.65倍で始まり、一時13.61倍まで下げる場面もみられたが、25日線(13.57倍)が支持線として機能している。自動車関税で救済措置を検討していると伝わったことを受け、トヨタ自動車<7203>[東証P]やホンダ<7267>[東証P]など輸出関連の一角が買われたが、陸運や電気・ガス、不動産、小売セクターが弱含みだったことで、NTショートは仕掛けにくい状況だった。
株探ニュース
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