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*08:57JST 高市トレードが再燃するほか維新トレードも意識
17日の日本株市場は、売り先行で始まりそうだが、その後は底堅さが意識される相場展開になろう。16日の米国市場はNYダウが301ドル安、ナスダックは107ポイント安だった。台湾セミコンダクター(TSMC)の好決算を受け、人工知能(AI)の強い需要期待が強まり、半導体株は買われた。
ただし、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数はマイナス12.8と前月のプラス23.2から悪化したことが重荷になったほか、融資問題による地銀の下げで信用不安が浮上し売りに転じた。米中関係悪化への警戒や米政府機関の閉鎖が続いていることも売りが出やすかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比405円安の48025円、円相場は1ドル=150円30銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや売りが先行して始まりそうだ。米中関係悪化への警戒から積極的な買いは限られそうだ。ただし、織り込まれているとはいえTSMCの決算を受けて米国では半導体株の一角が買われており、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価を支えそうだ。
昨日の日経平均株価は大幅続伸で、公明党の連立離脱を受けた週初の下落部分を吸収した。さらに、自民党と維新の会による連立政権発足に向けた協議が進められる中で、高市首相誕生の可能性が高まっている。楽観は禁物ながらも、高市トレードが再燃するほか、維新トレードも意識されるなか、押し目買い意欲は強まるだろう。
日経平均株価は前日の上昇でボリンジャーバンドの+2σ(48862円)が射程に入ってきた。米国市場の下落の影響もあって積極的な上値追いの動きは限られそうだが、週初の高市トレードの巻き戻しによってポジション解消を迫られたため、改めてポジション構築に向かわせやすいだろう。48000円接近では押し目買い意欲は強そうである。前日の上昇で14日に空けたマド(47865円-47962円)埋めたことで需給状況は改善している。
来週に予定されている首相指名選挙を控えるなかで、結果を見極めたいところでもあるが、高市トレードの再燃によって半導体やAI関連への資金集中が強まることになりそうだ。一方で、ヘッジ対応により内需系の一角には売りが入りやすくなる可能性は意識しておきたいところだろう。
<AK>
ただし、10月のフィラデルフィア連銀製造業景況指数はマイナス12.8と前月のプラス23.2から悪化したことが重荷になったほか、融資問題による地銀の下げで信用不安が浮上し売りに転じた。米中関係悪化への警戒や米政府機関の閉鎖が続いていることも売りが出やすかった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比405円安の48025円、円相場は1ドル=150円30銭台で推移している。
日経平均株価はシカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや売りが先行して始まりそうだ。米中関係悪化への警戒から積極的な買いは限られそうだ。ただし、織り込まれているとはいえTSMCの決算を受けて米国では半導体株の一角が買われており、アドバンテスト<6857>や東エレク<8035>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株が日経平均株価を支えそうだ。
昨日の日経平均株価は大幅続伸で、公明党の連立離脱を受けた週初の下落部分を吸収した。さらに、自民党と維新の会による連立政権発足に向けた協議が進められる中で、高市首相誕生の可能性が高まっている。楽観は禁物ながらも、高市トレードが再燃するほか、維新トレードも意識されるなか、押し目買い意欲は強まるだろう。
日経平均株価は前日の上昇でボリンジャーバンドの+2σ(48862円)が射程に入ってきた。米国市場の下落の影響もあって積極的な上値追いの動きは限られそうだが、週初の高市トレードの巻き戻しによってポジション解消を迫られたため、改めてポジション構築に向かわせやすいだろう。48000円接近では押し目買い意欲は強そうである。前日の上昇で14日に空けたマド(47865円-47962円)埋めたことで需給状況は改善している。
来週に予定されている首相指名選挙を控えるなかで、結果を見極めたいところでもあるが、高市トレードの再燃によって半導体やAI関連への資金集中が強まることになりそうだ。一方で、ヘッジ対応により内需系の一角には売りが入りやすくなる可能性は意識しておきたいところだろう。
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