今週の日経平均株価は、米トランプ政権による関税政策で乱高下に終始し、前週末比195円安の3万3585円と3週続落した。相場全体が下落するなか、逆行高で上場来高値を更新した銘柄は11社だった。上場来高値を更新した銘柄は過去の売買による抵抗帯がなく、いわゆる“株価青天井”銘柄として注目される。

　上場来高値を更新した主な銘柄は、Ｍ＆Ａ効果で26年2月期は12％営業増益を見込むパルグループホールディングス <2726> [東証Ｐ]、26年2月期は20％営業増益で38円増配、自社株買いも発表したベイカレント <6532> [東証Ｐ]、26年2月期は2ケタ営業増益で3期連続最高益更新を見込むスギホールディングス <7649> [東証Ｐ]など。そのほか、良品計画 <7453> [東証Ｐ]、東宝 <9602> [東証Ｐ]など4社は先週に続き上場来高値を更新した。

※23年1月時点で株式を新規公開し、東証プライム、スタンダード、グロース市場に上場する銘柄を対象とした。

◆業種別の上場来高値を更新した銘柄一覧

● 陸運業―――――――――――　 1銘柄

<9072> ニッコンＨＤ [東証Ｐ]

● 情報・通信業――――――――　 2銘柄

<3763> プロシップ [東証Ｐ]
<9602> 東宝 [東証Ｐ]

● 卸売業―――――――――――　 2銘柄

<7115> Ａパーチェス [東証Ｓ]
<9869> 加藤産 [東証Ｐ]

● 小売業―――――――――――　 4銘柄

<2726> パルＨＤ [東証Ｐ]
<7453> 良品計画 [東証Ｐ]
<7649> スギＨＤ [東証Ｐ]
<8267> イオン [東証Ｐ]

● 不動産業――――――――――　 1銘柄

<3475> グッドコムＡ [東証Ｐ]

● サービス業―――――――――　 1銘柄

<6532> ベイカレント [東証Ｐ]




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