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【↓】日経平均 大引け| 4日ぶり反落、中東リスクで売り優勢 (6月19日)
日経平均株価
始値 38858.52
高値 38870.55
安値 38488.34
大引け 38488.34(前日比 -396.81 、 -1.02% )
売買高 14億3226万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆6462億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は大幅反落、中東リスクを嫌気
2.売り買い交錯で始まるも、次第安の地合いに
3.半導体関連などが売られ、全体を押し下げる
4.中小型株が健闘、値下がりは55%にとどまる
5.今晩の米株休場で、売買代金は盛り上がらず
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比44ドル安と小幅に続落した。FRBの利下げを急がない姿勢や中東情勢を受け、主力株の一角で売りが優勢となった。
東京市場では、リスク回避の流れとなり、後場に入って下げ幅を広げた。中東での有事リスクが嫌気され日経平均は安値引けとなっている。
19日の東京市場は、寄り付きこそ日経平均は売り買い交錯でスタートしたが、その後は下げ幅を広げる展開となった。前場後半はいったん下げ渋ったものの、後場に入り再び軟化。引け際に一段安となり、この日の安値で取引を終えた。中東情勢が緊迫化の度合いを強めるなか、これまで相場を牽引していた半導体関連の主力株に売りがかさみ、日経平均を押し下げる格好となっている。外国為替市場ではドル高・円安方向に振れたが、これをポジティブ視する動きはみられなかった。もっとも、日経平均は安値引けとはなったが、中小型株は相対的に強く、プライム市場の値下がり銘柄数は全体の55%を占めるにとどまった。日本時間今晩の米国株市場が奴隷解放記念日で休場ということもあって海外投資家の買いが膨らまず、売買代金も3兆6000億円台と低調だった。
個別では、ここ一貫して上昇基調にあったアドバンテスト<6857>が利食われたほか、ディスコ<6146>も下値を探る展開に。東京エレクトロン<8035>も軟調。ソニーグループ<6758>、トヨタ自動車<7203>などが冴えず、ファーストリテイリング<9983>が軟調。トレンドマイクロ<4704>が大幅安、GMOインターネット<4784>の下値模索も続いた。アステリア<3853>が大幅反落、M&A総研ホールディングス<9552>、太陽誘電<6976>、gumi<3903>なども売られた。
半面、売買代金トップとなったサンリオ<8136>が上昇したほか、三菱重工業<7011>も上値を追った。ソフトバンクグループ<9984>がしっかり、良品計画<7453>も買いを集めた。ルネサスエレクトロニクス<6723>も強い動き。セガサミーホールディングス<6460>が急騰、大幸薬品<4574>は値上がり率トップに買われた。三井松島ホールディングス<1518>、イーレックス<9517>も大幅高。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、コナミG <9766>、良品計画 <7453>、フジクラ <5803>、イオン <8267>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約34円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、アドテスト <6857>、ファストリ <9983>、トレンド <4704>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約217円。
東証33業種のうち上昇は10業種。上昇率の上位5業種は(1)水産・農林業、(2)陸運業、(3)小売業、(4)鉄鋼、(5)電気・ガス。一方、下落率の上位5業種は(1)卸売業、(2)繊維製品、(3)石油・石炭、(4)サービス業、(5)海運業。
■個別材料株
△三井松島HD <1518> [東証P]
1株5000円で自社株TOB実施へ。
△フルッタ <2586> [東証G]
売れるG <9235> と越境EC協業施策を開始。
△エデュラボ <4427> [東証G]
スポーツ庁の調査業務受託を材料視。
△AIins <4488> [東証G]
AIエージェント注力で新たな成長シナリオ。
△大幸薬品 <4574> [東証P]
正露丸の主成分がアニサキスに与える影響を確認。
△岡野バ <6492> [東証S]
上期経常を2.6倍上方修正、通期も増額、配当も20円増額。
△HPCシス <6597> [東証G]
次世代コンピューティングで活躍期待。
△リバーエレク <6666> [東証S]
水晶振動子の高技術力開花で業績急回復トレンドへ。
△電気興 <6706> [東証P]
AIアプリ活用の道路データ収集システムに期待膨らむ。
△デジタリフト <9244> [東証G]
AI関連企業と資本・業務提携。
▼サイステップ <3810> [東証S]
子会社設立計画の中止を嫌気。
▼ウィルソンW <9610> [東証S]
延期していた24年4~12月期決算を発表。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)大幸薬品 <4574>、(2)セガサミー <6460>、(3)電気興 <6706>、(4)三井松島HD <1518>、(5)イーレックス <9517>、(6)アイモバイル <6535>、(7)河合楽 <7952>、(8)ビーエンジ <4828>、(9)Jディスプレ <6740>、(10)カーバイド <4064>。
値下がり率上位10傑は(1)トレンド <4704>、(2)GMOインタ <4784>、(3)アステリア <3853>、(4)キングジム <7962>、(5)スクリン <7735>、(6)M&A総研 <9552>、(7)太陽誘電 <6976>、(8)SMC <6273>、(9)日立建機 <6305>、(10)gumi <3903>。
【大引け】
日経平均は前日比396.81円(1.02%)安の3万8488.34円。TOPIXは前日比16.27(0.58%)安の2792.08。出来高は概算で14億3226万株。東証プライムの値上がり銘柄数は657、値下がり銘柄数は890となった。東証グロース250指数は757.58ポイント(4.31ポイント安)。
[2025年6月19日]
株探ニュース
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