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日経225先物は11時30分時点、前日比600円高の4万9100円(+1.23%)前後で推移。寄り付きは4万8940円と、シカゴ日経平均先物清算値(4万8850円)を上回る形から、買いが先行して始まった。寄り付き後は戻り待ち狙いのショートが入り、4万8270円とナイトセッションでつけた安値(4万8410円)を割り込む場面もみられた。ただし、売り一巡後は押し目待ち狙いのロングが短期筋のショートカバーを誘う形になり、終盤にかけての切り返しによって4万9140円まで買われた。
米国市場では半導体・AI関連株への売りが続くなか、東京市場においてもソフトバンクグループ<9984>[東証P]や東京エレクトロン<8035>[東証P]、アドバンテスト<6857>[東証P]への売りが重荷になった。ただ、ソフトバンクグループ、東京エレクトロンはその後プラスに転じたほか、アドバンテストも上昇する場面がみられており、ショートカバーを誘う形になった。日経225先物はボリンジャーバンドの-1σ(4万8810円)を上回っての推移をみせており、同バンドが支持線として機能してくるようだと、4万9000円固めからもう一段のカバーを誘うことになりそうだ。
NT倍率は先物中心限月で14.98倍と小幅に上昇した。一時14.99倍をつける場面もみられたが、-1σ(14.99倍)が抵抗線として意識され、その後は14.93倍まで下げる動きもあった。-1σ水準を明確に上抜けないと、NTロングを巻き戻す動きはなさそうである。
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