為替相場まとめ12月29日から1月2日の週
29日からの週は、年末年始の薄商いのなか、ドル円は155〜157円の狭いレンジで往って来いを繰り返した。週前半は日銀「主な意見」のタカ派寄り示唆で一時円高に振れたが、全体としては円安志向が根強く上値は限定的だった。FOMC議事録や米雇用指標への反応は限定的で、短期金利見通しは依然として不透明なまま推移した。ユーロドルは1.17台でレンジ推移を継続し、ポンドドルも1.34〜1.35付近で方向感を欠いた。商品相場の激しい振幅がクロス円を神経質にさせ、原油や貴金属の動きがポンドや豪ドルに影響を与えた。中国の台湾周辺での軍事訓練や人民元の対ドル変動も局所的なリスク要因となり、人民元は一時元高圏へと動いた。総じてポジション調整主導の静かな相場で、年明け以降の政策・経済指標を見極める展開が続いた。
(29日)
東京市場では、ドル円は156円50銭台で開始後、日銀決定会合の「主な意見」がタカ派的(追加利上げに前向き、中立金利まで距離あり等)だったことを受け、156.06円まで下落。しかし、都区部CPIの伸び鈍化による利上げ期待後退が支えとなり、下げ分を解消。その後は当局の円安牽制への警戒感もあり、揉み合いに転じた。ユーロ円は朝の円買いで183.81円まで下げた後、23日以来の高値184.44円を付けるも、184.50円手前が重く再び183円後半へ。ポンド円も211円台から210円台へ下押し後、一進一退。全体として利上げ姿勢への反応と、これまでの円安修正ムードが交錯する展開となった。
ロンドン市場は、クリスマス明けながら参加者は少なく、限定的なレンジ取引に終始した。ドル円は東京時間の流れを引き継ぎ、序盤に156.05円付近まで小幅に安値を更新したが、大台は維持し156円台前半での揉み合い。クロス円も方向感に欠け、ユーロ円は184円を挟んだ振幅、ポンド円は210円台半ばから211円付近で下げ渋った。ユーロドルは1.17台後半、ポンドドルは1.35付近での推移。市場ではウクライナ和平協議の進展が報じられたが、領土問題の未解決が意識され反応は限定的。また、金・銀相場の急激な振幅を受け、豪ドルが神経質な動きを見せた。年末の薄商いの中、ポジション調整主体の展開となった。
NY市場では、ドル円は戻り売りが優勢となり、一時155円台に下落。海外勢が戻る一方、正月休みを控えた本邦勢は不在で商いは閑散。日銀「主な意見」を受け、市場は来年7月までの1回程度の利上げを織り込んでいる。オプション市場では短期的下落リスクのヘッジが強まり、来年序盤の150円トライを意識する向きも出始めた。ユーロドルは1.17ドル台で方向感なく推移したが、ストラテジストからはドイツの財政転換を背景に1.25ドルへの上昇余地も指摘された。ポンドドルは1.35ドルを挟み一進一退。英予算案への懸念後退による買い戻しが一巡し、年末のポジション調整から上値が重くなりつつある。来年に向けた思惑が交錯した。
(30日)
東京市場は、年内最終営業日を迎え、ドル円はポジション調整や中台関係の緊張(台湾周辺での軍事訓練)を背景とした円売りで156.34円まで上昇してスタート。しかし、その後はドル全般の売りに押され156.01円まで反落した。目立ったのが元高で、中国人民銀行の対ドル中心レート設定後にドル売り元高が加速。ドル人民元は6.9928元と2023年5月以来の元高水準を付けた。ユーロドルはドル安を受けて1.1779ドルまで強含み。クロス円は午前の円売りでユーロ円が184円台、ポンド円が211円台を乗せる場面もあったが、午後はドル円の下げに連れて押し戻されるなど、年末らしい動意薄の中での調整に終始した。
ロンドン市場は、静かな年末相場の中、やや円高が優勢な展開。ドル円は東京時間の高値から軟化し、155.75円付近まで下値を広げた。ユーロ円は183円台半ば割れ、ポンド円は210円台半ばへと値を落としたが、前日NY終値を軸としたレンジ内の動きに留まった。ドル相場もユーロドル1.17台後半、ポンドドル1.35付近で方向感を欠いた。一方で原油や金相場の持ち直しを受け、資源国通貨の豪ドルがアウトパフォーム。ただし、これはリスク選好ではなく地政学リスクに伴う商品高が背景。欧州株は堅調だが、米株先物が軟調となるなど強弱材料が混在。市場の関心は、来年の金融政策のヒントを探るべく、この後の米FOMC議事録に集まった。
NY市場では、ロンドンフィキシングにかけてドル高が進行し、ドル円は155円台から156.50円近辺へ買い戻された。注目のFOMC議事録では、大半が「いずれ追加利下げが適切」とする一方、一部に「当面見送り」の声もあり、市場の1月据え置き期待(85%)に変化はなく反応は限定的。テクニカル面ではドル円に弱気サインが指摘され、長期的な100円水準入りの可能性も取り沙汰されたが、足元の円安志向も根強い。ユーロドルは1.17ドル台でのレンジ取引を継続。欧州経済の先行き不安からECBの追加利下げが過小評価されているとの指摘も出た。ポンドドルは月末リバランスのフローもあり1.34ドル台半ばへ下落。調整売りに押される形となった。
(31日)
東京市場は大晦日のため休場。
ロンドン市場は、ややドル高。米10年債利回りは4.13%付近から4.11%付近へと低下しており、金利動向をにらんだ動きにはなっていない。欧州株や米株先物は軟調に推移も、円高の動きにも持続性はみられず。ドル円は156円台前半から後半へ、ユーロドルは1.17台前半、ポンドドルは1.34台後半から前半へと一時軟化。いずれも前日NY終値からはドル高に傾いている。クロス円は円買い先行も戻す動きと方向感に欠けている。ユーロ円は183円台半ばから184円付近へ上下動、ポンド円は210円台での振幅。この日は東京市場やドイツ市場が休場となるなか、大晦日となってまさしく年末相場だ。特段の材料に欠けるなかでポジション調整主導の展開だった。
NY市場では、ドル円が買い戻され一時157円台を試す展開。新規失業保険申請件数が雇用の底堅さを示唆したが、休暇期要因で反応は限定的。終盤は157円手前で年内取引を終了した。米労働市場はレイオフ低水準が続く一方、採用抑制と転職控えが並存。市場は依然2026年に2回の利下げを織り込む。今年はドル指数が8%超下落し8年ぶりの年ベース安。ユーロドルは1.1720付近に伸び悩む場面が見られたものの、1.17ドル台はしっかりと堅持。ユーロはドイツ財政政策への期待や米利下げ観測を背景に13%超上昇。ポンドは1.3410ドル前後で下げ渋り、100・200日線が下支え。英中銀の追加利下げ観測が上値を抑制する見方も出ている。
(1日)
世界的に元日・ニューイヤーデーのため休場。
(2日)
東京市場は三が日のため休場。
ロンドン市場では、ややドル高に振れている。年初の取引が開始するなかで、ドル円は156円台半ばの堅さが示されると、ロンドン序盤には156.995レベルまで一時上昇した。しかし、157円の壁を破るには至らず156円台後半で揉み合っている。ユーロドルは1.17台後半から前半へと軟化、ポンドドルは1.34台後半から1.34台前半に軟化。総じてドル買いが優勢となるなかで、豪ドル/ドルは0.66台後半から一時0.67台乗せと逆行高の動き。年明け相場で金・銀相場が再び上昇したことに反応していた。米10年債利回りは一時4.19%付近まで上昇したが、その後は4.15%付近に落ち着いている。一連の英欧製造業PMI確報値は、速報値から下方改定されており欧州通貨の上値を抑えた面も指摘される。欧州株や米株先物はいずれもプラス圏推移と好調なスタート。ただ、足元では為替・株ともに値動きが鈍っており、週明けNY市場待ちになっている。
NY市場でドル円は156円台で上下動したものの、方向感のない値動きとなった。本日はドル高が優勢となり、ドル円もロンドン時間に157円ちょうどを一時付けたものの、NY時間に入って伸び悩む展開が見られた。ドル円は21日線の上で底堅い展開を見せてはいるものの、157円台には慎重なようだ。
(29日)
東京市場では、ドル円は156円50銭台で開始後、日銀決定会合の「主な意見」がタカ派的(追加利上げに前向き、中立金利まで距離あり等)だったことを受け、156.06円まで下落。しかし、都区部CPIの伸び鈍化による利上げ期待後退が支えとなり、下げ分を解消。その後は当局の円安牽制への警戒感もあり、揉み合いに転じた。ユーロ円は朝の円買いで183.81円まで下げた後、23日以来の高値184.44円を付けるも、184.50円手前が重く再び183円後半へ。ポンド円も211円台から210円台へ下押し後、一進一退。全体として利上げ姿勢への反応と、これまでの円安修正ムードが交錯する展開となった。
ロンドン市場は、クリスマス明けながら参加者は少なく、限定的なレンジ取引に終始した。ドル円は東京時間の流れを引き継ぎ、序盤に156.05円付近まで小幅に安値を更新したが、大台は維持し156円台前半での揉み合い。クロス円も方向感に欠け、ユーロ円は184円を挟んだ振幅、ポンド円は210円台半ばから211円付近で下げ渋った。ユーロドルは1.17台後半、ポンドドルは1.35付近での推移。市場ではウクライナ和平協議の進展が報じられたが、領土問題の未解決が意識され反応は限定的。また、金・銀相場の急激な振幅を受け、豪ドルが神経質な動きを見せた。年末の薄商いの中、ポジション調整主体の展開となった。
NY市場では、ドル円は戻り売りが優勢となり、一時155円台に下落。海外勢が戻る一方、正月休みを控えた本邦勢は不在で商いは閑散。日銀「主な意見」を受け、市場は来年7月までの1回程度の利上げを織り込んでいる。オプション市場では短期的下落リスクのヘッジが強まり、来年序盤の150円トライを意識する向きも出始めた。ユーロドルは1.17ドル台で方向感なく推移したが、ストラテジストからはドイツの財政転換を背景に1.25ドルへの上昇余地も指摘された。ポンドドルは1.35ドルを挟み一進一退。英予算案への懸念後退による買い戻しが一巡し、年末のポジション調整から上値が重くなりつつある。来年に向けた思惑が交錯した。
(30日)
東京市場は、年内最終営業日を迎え、ドル円はポジション調整や中台関係の緊張(台湾周辺での軍事訓練)を背景とした円売りで156.34円まで上昇してスタート。しかし、その後はドル全般の売りに押され156.01円まで反落した。目立ったのが元高で、中国人民銀行の対ドル中心レート設定後にドル売り元高が加速。ドル人民元は6.9928元と2023年5月以来の元高水準を付けた。ユーロドルはドル安を受けて1.1779ドルまで強含み。クロス円は午前の円売りでユーロ円が184円台、ポンド円が211円台を乗せる場面もあったが、午後はドル円の下げに連れて押し戻されるなど、年末らしい動意薄の中での調整に終始した。
ロンドン市場は、静かな年末相場の中、やや円高が優勢な展開。ドル円は東京時間の高値から軟化し、155.75円付近まで下値を広げた。ユーロ円は183円台半ば割れ、ポンド円は210円台半ばへと値を落としたが、前日NY終値を軸としたレンジ内の動きに留まった。ドル相場もユーロドル1.17台後半、ポンドドル1.35付近で方向感を欠いた。一方で原油や金相場の持ち直しを受け、資源国通貨の豪ドルがアウトパフォーム。ただし、これはリスク選好ではなく地政学リスクに伴う商品高が背景。欧州株は堅調だが、米株先物が軟調となるなど強弱材料が混在。市場の関心は、来年の金融政策のヒントを探るべく、この後の米FOMC議事録に集まった。
NY市場では、ロンドンフィキシングにかけてドル高が進行し、ドル円は155円台から156.50円近辺へ買い戻された。注目のFOMC議事録では、大半が「いずれ追加利下げが適切」とする一方、一部に「当面見送り」の声もあり、市場の1月据え置き期待(85%)に変化はなく反応は限定的。テクニカル面ではドル円に弱気サインが指摘され、長期的な100円水準入りの可能性も取り沙汰されたが、足元の円安志向も根強い。ユーロドルは1.17ドル台でのレンジ取引を継続。欧州経済の先行き不安からECBの追加利下げが過小評価されているとの指摘も出た。ポンドドルは月末リバランスのフローもあり1.34ドル台半ばへ下落。調整売りに押される形となった。
(31日)
東京市場は大晦日のため休場。
ロンドン市場は、ややドル高。米10年債利回りは4.13%付近から4.11%付近へと低下しており、金利動向をにらんだ動きにはなっていない。欧州株や米株先物は軟調に推移も、円高の動きにも持続性はみられず。ドル円は156円台前半から後半へ、ユーロドルは1.17台前半、ポンドドルは1.34台後半から前半へと一時軟化。いずれも前日NY終値からはドル高に傾いている。クロス円は円買い先行も戻す動きと方向感に欠けている。ユーロ円は183円台半ばから184円付近へ上下動、ポンド円は210円台での振幅。この日は東京市場やドイツ市場が休場となるなか、大晦日となってまさしく年末相場だ。特段の材料に欠けるなかでポジション調整主導の展開だった。
NY市場では、ドル円が買い戻され一時157円台を試す展開。新規失業保険申請件数が雇用の底堅さを示唆したが、休暇期要因で反応は限定的。終盤は157円手前で年内取引を終了した。米労働市場はレイオフ低水準が続く一方、採用抑制と転職控えが並存。市場は依然2026年に2回の利下げを織り込む。今年はドル指数が8%超下落し8年ぶりの年ベース安。ユーロドルは1.1720付近に伸び悩む場面が見られたものの、1.17ドル台はしっかりと堅持。ユーロはドイツ財政政策への期待や米利下げ観測を背景に13%超上昇。ポンドは1.3410ドル前後で下げ渋り、100・200日線が下支え。英中銀の追加利下げ観測が上値を抑制する見方も出ている。
(1日)
世界的に元日・ニューイヤーデーのため休場。
(2日)
東京市場は三が日のため休場。
ロンドン市場では、ややドル高に振れている。年初の取引が開始するなかで、ドル円は156円台半ばの堅さが示されると、ロンドン序盤には156.995レベルまで一時上昇した。しかし、157円の壁を破るには至らず156円台後半で揉み合っている。ユーロドルは1.17台後半から前半へと軟化、ポンドドルは1.34台後半から1.34台前半に軟化。総じてドル買いが優勢となるなかで、豪ドル/ドルは0.66台後半から一時0.67台乗せと逆行高の動き。年明け相場で金・銀相場が再び上昇したことに反応していた。米10年債利回りは一時4.19%付近まで上昇したが、その後は4.15%付近に落ち着いている。一連の英欧製造業PMI確報値は、速報値から下方改定されており欧州通貨の上値を抑えた面も指摘される。欧州株や米株先物はいずれもプラス圏推移と好調なスタート。ただ、足元では為替・株ともに値動きが鈍っており、週明けNY市場待ちになっている。
NY市場でドル円は156円台で上下動したものの、方向感のない値動きとなった。本日はドル高が優勢となり、ドル円もロンドン時間に157円ちょうどを一時付けたものの、NY時間に入って伸び悩む展開が見られた。ドル円は21日線の上で底堅い展開を見せてはいるものの、157円台には慎重なようだ。
このニュースはみんかぶ(FX/為替)から転載しています。
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