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【↓】日経平均 大引け| 続落、朝高も政局と米関税を警戒しマイナス圏 (7月22日)
日経平均株価
始値 39864.63
高値 40275.89
安値 39586.53
大引け 39774.92(前日比 -44.19 、 -0.11% )
売買高 16億8319万株 (東証プライム概算)
売買代金 4兆2076億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均株価は小幅続落、上下に不安定な展開に終始
2.参院選は与党の大敗ながらマーケットに織り込み済み
3.朝方大幅高に買われ、その後下げに転じるなど乱高下
4.8月1日に交渉期限迎える米関税交渉の不透明感拭えず
5.4万円台は上値重いも3万9000円台は押し目買い優勢
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比19ドル安と続落した。米政権とEUとの貿易交渉を巡る不透明感から売りが優勢となった。
3連休明けの東京市場では、上下に不安定な値動きに終始した。日経平均株価は朝方は大きく買いが先行したものの、買い戻しが一巡すると伸び悩み、午後に入ると目先筋の利益確定売りが優勢に変わった。
22日の東京市場は、寄り付きは先物主導で買い優勢に傾き、日経平均は一時450円あまりの上昇を示しフシ目の4万円大台を回復する場面があった。しかし、その後は利益確定売りの動きが強まり、再び3万9000円台に押し戻された。午後の取引ではマイナス転換し更に下値を試す地合いとなったが、後半になると再び流れが変わり、先物に引っ張られる形で一貫して下げ幅を縮小する展開に。20日の参院選は与党が大きく議席数を減らし過半数割れとなったが、株式市場ではおおむね織り込みが進んでおり、朝方は買い戻しが利いて想定外の上昇を示した。しかし、8月1日に期限を迎える日米関税交渉の先行き不透明感が拭えないほか、今後の政局への不安感が買いを手控えさせる要因となった。ただ、3万9000円台では押し目買いニーズも反映された。なお、TOPIXは小幅ながらプラス圏で引けている。
個別ではレーザーテック<6920>が軟調、東京エレクトロン<8035>も値を下げた。サンリオ<8136>、任天堂<7974>が冴えず、キーエンス<6861>も売られた。武田薬品工業<4502>、第一三共<4568>など薬品株が下落、HOYA<7741>も下値を探った。アドバンスクリエイト<8798>が急落、ソディック<6143>、ACCESS<4813>も大幅安。GMOインターネット<4784>、エスプール<2471>の下げも目立つ。
半面、断トツの売買代金をこなしたディスコ<6146>が高く、フジクラ<5803>も大きく上値を伸ばした。また、三菱重工業<7011>も売買代金3位に食い込み値上がり率でも2位となる人気に。ソフトバンクグループ<9984>が上昇、良品計画<7453>の上げ足の強さも際立った。IHI<7013>が買われ、川崎重工業<7012>も高い。三井E&S<7003>が商いを伴い値を飛ばし、関西電力<9503>も物色人気。大平洋金属<5541>も大きく水準を切り上げた。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、フジクラ <5803>、ファストリ <9983>、良品計画 <7453>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約141円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄は東エレク <8035>、中外薬 <4519>、テルモ <4543>、コナミG <9766>、第一三共 <4568>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約97円。
東証33業種のうち上昇は15業種。上昇率の上位5業種は(1)鉄鋼、(2)非鉄金属、(3)機械、(4)電気・ガス、(5)銀行業。一方、下落率の上位5業種は(1)輸送用機器、(2)サービス業、(3)食料品、(4)空運業、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△リブワーク <1431> [東証G]
住宅のNFT化・暗号資産決済による販売構想を材料視。
△情報戦略テク <155A> [東証G]
AI人材育成などを手掛けるx3dと業務提携。
△ETS・G <253A> [東証S]
データセンター関連で物色人気加速。
△メディカルN <3645> [東証G]
今5月期営業利益2.8倍化見込む。
△IGポート <3791> [東証S]
庵野秀明氏が子会社取締役に就任へ。
△サスメド <4263> [東証G]
不眠障害用アプリが厚労省・プログラム医療機器調査会で審議へ。
△トリプルアイ <5026> [東証G]
グループ会社が米国で3拠点目のデータセンター新設へ。
△ピクセラ <6731> [東証S]
台湾ラスコ・インターナショナル社と独占販売代理店契約。
△三菱重 <7011> [東証P]
防衛関連買い戻しの流れに加え関西電の原発新設に向けた思惑。
△ライフネット <7157> [東証G]
7月25日付で東証プライムに市場変更へ。
▼アルインコ <5933> [東証P]
建設機材事業の利益率低下し第1四半期最終利益4割減。
▼ソディック <6143> [東証P]
新株予約権・CB発行で希薄化懸念。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)プロレド <7034>、(2)三菱重 <7011>、(3)三井E&S <7003>、(4)大平金 <5541>、(5)ミダックHD <6564>、(6)西華産 <8061>、(7)東京産 <8070>、(8)くら寿司 <2695>、(9)東邦鉛 <5707>、(10)ラクスル <4384>。
値下がり率上位10傑は(1)Aクリエイト <8798>、(2)ソディック <6143>、(3)ACCESS <4813>、(4)GMOインタ <4784>、(5)エスプール <2471>、(6)住友ファーマ <4506>、(7)新日本製薬 <4931>、(8)荏原 <6361>、(9)gumi <3903>、(10)エムスリー <2413>。
【大引け】
日経平均は前日比44.19円(0.11%)安の3万9774.92円。TOPIXは前日比1.71(0.06%)高の2836.19。出来高は概算で16億8319万株。東証プライムの値上がり銘柄数は687、値下がり銘柄数は877となった。東証グロース250指数は743.07ポイント(4.96ポイント高)。
[2025年7月22日]
株探ニュース
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