*11:07JST ボードルア Research Memo（7）：自己株取得と売出で資本政策柔軟化と企業価値向上へ ■資本政策

ボードルア<4413>は、自己株式取得と株式売出を通じて、資本政策の柔軟性向上や企業価値の向上を目指している。2024年11月、同社は取締役会において自己株式取得を決定し、M&Aの対価としての活用や経営環境の変化への対応、インセンティブ・プランでの活用を目的に実施している。これにより、対象会社の経営陣にオーナーシップを持たせ、グループ全体での企業価値向上を狙う。2024年12月11日から2025年4月30日までの期間で、普通株式最大640,600株または最大35億円の自己株式取得を実施する予定である。また、同年11月には東証プライム市場への市場区分変更に向けた流通株式比率基準への適合を目的に、普通株式の売出しを決議している。これにより、流通株式比率を約26%から約37%へと引き上げ、新たな投資家層の参入を促進するとともに、株式流動性を向上させる狙いがある。加えて、次期TOPIX指数への組み入れ判定の確度を高めることを目指し、今期中の売出実施により累積浮動株時価総額ウェイト基準への適合を図る。これらの施策を通じて、同社は投資家層の拡大、持続的な企業価値向上を実現する方針である。

（執筆：フィスコ客員アナリスト　中山博詞）

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